

豚の背脂から作る、ラードの作り方
豚の背脂をじっくりと炒めて、料理をおいしく仕上げる手作りラードに。ラードを取った後の背脂は油かすとして、炒め物やラーメンなどにおいしく利用。不純物の無い、豚脂100%のラードの作り方です。


レシピをざっくりと言うと
切り分けた背脂と水を鍋に入れ、水気がなくなるまで中火で煮込む。水気が無くなってきたら弱火に落とし、脂がにじみ出るようにじっくりと炒めればできあがり。
たっぷりとラードが出るので、終盤は背脂をラードで揚げているような状態に。残った背脂は油かすとして、炒め物やラーメンなどに使って無駄なく消費します。



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■材料 ラード230~250g分
- ・豚の背脂…300g~
★分量はお好みで。300gの背脂で230~250gのラードができます。





■背脂を切り分ける
・背脂を4~5cmの長さに切り分ける。
★背脂が分厚い場合はそぎ切りするように薄く切り分けると、炒める時間が少なくなります。




■背脂を煮込む
・鍋かフライパンに、水コップ一杯と切り分けた背脂を入れる。
・かき混ぜながら中火で煮込む。
★にじみ出てきたラードは白濁していますが、水気が飛んでくると透明なラードに。完全に水気が無くなる前に次の工程に進みます。




■背脂をじっくりと炒める
・水気が飛んでラードが透明になってきたら弱火に落とし、時々かき混ぜながらじっくりと炒める。
★背脂からラードが完全に抜けると、ふつふつと出ていた気泡が出なくなります。


火加減は弱火
炒める時間は30~40分ぐらい。終盤はにじみ出てきたラードで背脂を揚げるような状態に。
火加減を強めるとラードが跳ねるので注意。じっくりと弱火で炒めることで、焦げ臭くなく香りのよいラードに仕上がります。
※少しでも焦げ臭くなったら火を止めて下さい。




■ラードを保存する
・ラードが熱いうちに残った背脂を取り出し、キッチンペーパーで油を切る。
・ラードを保存瓶などに移し、冷まして固める。
★豚の脂は融点が40℃前後。真夏はなかなか固まらない場合があるので、気温が高い時期は粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて固めます。


ラードの保存期間
出来上がったラードが冷めたら冷蔵庫へ、保存は3ヶ月ほど可能です。
保存容器の中に水滴が付くとカビることがあるので、水滴が付いたら蓋を開けたまま冷蔵庫で乾燥させ、乾いたら再度蓋をして下さい。


豚の油かす
残った背脂は油かすとして、中華炒めやラーメン、お好み焼き、焼きそばなどに加えると◎。細かく切り分けた油かすを、つゆものならスープと一緒に軽く煮込み、炒めものなら材料に加えてざっと炒めるだけでコクが増します。(油が強く好みが分かれるので、少しづつ加えて調整して下さい)



■背脂で作るラード
不純物の無い、豚脂100%の上質なラードのできあがりです。
使い方は多種多様、チャーハンや中華炒めに使ったり、インスタントラーメンに加えたりとアレンジ次第。炒めものなど普段使っているサラダ油をラードに代えるだけで、コクと旨味の増したおいしい一品に。とくにチャーハンにラードを使うと、ぐんとお店の味に近づきます。


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