かぼちゃと豚ひき肉のそぼろ煮

かぼちゃとひき肉のあんかけ、かぼちゃのそぼろ煮のレシピ。

コクと旨味のある豚ひき肉を使って、おいしいかぼちゃのそぼろ煮に。

生姜のせん切りを加えることでさっぱりといただける、かぼちゃと豚ひき肉のそぼろ煮レシピです。

■材料 2～3人分

• ･かぼちゃ…1/4個(300～400g)
• ･豚ひき肉…100g
• ･生姜…薄切り1枚
• ･酒…大さじ1
• ･醤油…大さじ1
• ･みりん…大さじ1
• ･砂糖…大さじ1/2
• ･だし汁…1と1/2カップ ※または水300ccにだしの素を規定量溶いたもの。(ほんだしの場合、小さじ2/3)
• ･水溶き片栗粉…水、片栗粉、各大さじ1

調理時間：22分

カロリー：292kcal/1人分

■材料を切り分ける

・スプーンでかぼちゃの種とワタをこそげ落とす。

・かぼちゃを3～4cm角に切り分ける。

・生姜をせん切りにする。

かぼちゃの切り方

かぼちゃは固く切りづらいので注意。かぼちゃの平らな面をまな板に固定し、手でしっかりと押さえながら、縦三等分(左の画像を参照)に切り分け、3～4cmの角切りにします。

■切り分けたかぼちゃを面取りする

・切り分けたかぼちゃの角を、薄く切り落とす。

・包丁を使い、かぼちゃの皮をところどころ剥く。

★種とワタが付いていた面の面取りは不要。固い部分の角だけ切り落とします。

★面取りは一定の厚みで切れるピーラーを使ってもよいかと思います。

●面取りで切り落とした角や剝いた皮は、カレーやクリームシチューで無駄なく消費を。少し煮込むだけで簡単に煮くずれるので、カレーやシチューに入れると程よい甘みが付き、捨ててしまうような部分も無駄なくおいしく利用できます。※クリームシチューに使うと皮の色が目立つので、気になる場合は注意。

かぼちゃの下ごしらえ

煮くずれしやすいかぼちゃの角を面取りすることで、きれいな仕上がりの煮物に。

皮をところどころ剝いておくと味がしみ込みやすくなり、おいしいかぼちゃのそぼろ煮になります。

※切り分け方や面取り、皮の剥き方など、さらに詳しいかぼちゃの下ごしらえはかぼちゃの煮物を参照。

■豚ひき肉を炒める

・鍋に豚ひき肉とせん切り生姜を入れる。

・豚ひき肉をほぐしながら弱火で炒める。

・火が通って白くなってきたら、火加減を中火に上げて酒を加え、汁気が無くなりぽろぽろになるまで炒める。

★豚ひき肉がダマにならないように、常にかき混ぜながら炒めます。

★生姜を使うことで豚ひき肉のくさみを抑え、さっぱりとしたおいしいかぼちゃのそぼろ煮に仕上げます。

■豚ひき肉をだし汁で煮る

・豚ひき肉を炒めている鍋に醤油とみりん、砂糖を入れる。

・かき混ぜながらざっと炒め、だし汁を加える。

・火加減を中強火に上げ、沸いてきたら浮いたアクを取り除く。

･醤油…大さじ1  ･みりん…大さじ1  ･砂糖…大さじ1/2  ･だし汁…1と1/2カップ

※だし汁は水300ccにだしの素を規定量溶いたもの(ほんだしの場合、小さじ2/3)で代用可。

■かぼちゃを煮る

・かぼちゃの皮面を下に、重ならないように入れる。

・再び沸いてきたら火加減を中弱火に落とし、かぼちゃがやわらかくなるまで10分ほど煮る。

・小皿に水と片栗粉を混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を作っておく。

･水…大さじ1  ･片栗粉…大さじ1

かぼちゃの煮込み方

鍋にかぼちゃを入れる際は皮面を下に、重ならないよう置いて煮くずれを防止。火加減は沸くまで中強火、沸いたら中弱火に落とし、グラグラと煮込まずフツフツと静かに気泡が上がるような火加減で煮込みます。

煮汁から少しかぼちゃが出ているかと思いますが、蓋や落し蓋はせず、時々煮汁をスプーンでかけながら、煮汁が2/3ぐらいに減るまで10分ほど煮込むと、味のしみ込んだおいしいかぼちゃのそぼろ煮に仕上がります。

※かぼちゃの大きさにもよるので、やわらかくなっているか竹串を指して確認して下さい。

■そぼろあんを作る

・やわらかく煮たかぼちゃを取り出し、器に盛り付ける。

・火加減を中火に上げ、鍋に残っている豚ひき肉のそぼろが沸いている状態にする。

・水溶き片栗粉を少量ずつ加え、とろみを付ける。

★水溶き片栗粉は使う直前に一度かき混ぜて下さい。

★とろみの加減はお好みで。分量の水溶き片栗粉を使い切って丁度よいぐらいになるかと思いますが、足りない場合は同量の水溶き片栗粉を作り、少量ずつ足して下さい。

■盛り付ける

・器に盛ったかぼちゃに、そぼろあんをかける。

かぼちゃとひき肉のあんかけ、｢かぼちゃと豚ひき肉のそぼろ煮｣の出来上がりです。

鶏ひき肉を使ってもおいしいそぼろ煮ですが、出来立てを熱いうちにいただくなら、よりコクと旨味のある豚ひき肉が◎。お好みで生姜をさらに増やしてもおいしいかと思います。